欠陥住宅知識源は、欠陥住宅、欠陥マンションを見破るための知識や、欠陥住宅への対応、欠陥住宅の基礎知識についての情報を紹介します。
欠陥住宅に関する建築業者の選び方や住宅構造、耐震強度の知識などを住宅購入の際にお役に立てていただければ幸いです。
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・床鳴り(廊下を歩くとミシミシと音がする)
これは床板と床板がせりあって出る摩擦音です。根太と床板との取り付け釘が短く、床が浮き上がっている場合などにそのようなきしみ音がでる。床板を相当な長さの釘で打ちなおすことが必要です。そのほかには床板のつき合せの悪い場合もあるので、専門家に聞いて見ましょう。
・内装の亀裂 (壁紙に亀裂が入って剥がれてしまった
原因としては、建物の構造自体が不等沈下してゆがんだりした場合と、壁紙を貼る下地そのものの作り方が当初から悪い場合のふたつがある。壁下地に通常使用されているボードの継ぎ目がしっかり固定されていない場合がもっとも多い事例です。
・台所からの異臭
異臭を防ぐためのトラップが取り付けられていない場合。もしくは、トラップは取り付けられていても排水受け口が配水管と寸法が合っていないので隙間があるためです。このいずれかの場合を確かめて、トラップをつけるなり、隙間のない受け口にやり直すなりしてもらう必要があるでしょう。
・台所の床下の水
床下のたまり水は、給水管に水漏れがあるか、または排水管の接続が悪いかが原因である。このほかに、床下が外周よりも低くて、外回りの雨が床下に侵入している場合も考えられます。原因を確かめて対策を立てることです。
地盤が沈下して、埋設管が離れることもあります。
・モルタル壁の落下
モルタル壁のラスをバラ板に止めつける止め釘が壁のひび割れからの雨水などによって腐って、そのラスがバラ板からずりおちた場合にこのようなモルタル壁の落下が発生するのです。このような場合にはラスの止めつけからやり直さないと再び同じ事故がおきます。
・断熱効果の不良
設計ではいくら断熱仕様となっていても、正しい断熱材施行がされていないと冷暖房費が嵩んでしまう。断熱材を使用することによって空気の移動を防ぐのが目的で公庫仕様書にも断熱材を使用するときには隙間なくと規定されています。
今一度、断熱材の材質、厚さなども含めて施行状況の点検をされたらいかがでしょう。きっと断熱材と断熱材の間に隙間のあるところがあるか、省略された箇所があることと思われるます。