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建築士への監理や設計の依頼

 設計とはこれから建てる家の計画の問題であり、施工は図面にそって図面どおりの家を建てる問題です。工事監理とは施工が図面どおりにされているかどうかをチェックすることです。すべて利害や役割が異なるので、それぞれ別々の人に頼むのが重要です。

 ちょうど、施工が行政、設計が立法、監理が司法に似ていて、それた三つを一人で行うのは、独裁政治と同じく、独断や誤りを招きやすいということです。ところがこれが、業者から「設計や工事監理を別途頼めば高くかかるので、無料にします」といわれて施工も設計も住宅街者に一任する設計施工が当たり前と思っている消費者が多い。

 しかしこれは欠陥を生む危険が大いにあるわけです。業者とは無関係な第三者の建築士に設計と工事監理を頼み、業者には施工だけを依頼するのが得策なのだ。

 費用に関しては、建築士法25条に定めがあり、その作業所要時間の定めに基づく報酬についての建設大臣の告示もあるようだが、それはタイムチャージによっており、実施にはこれによらず施行契約代金の一定割合を設計工事監理費用として契約する場合が多い。具体的にはご当地の建築家協会などの建築団体に問い合わせましょう。

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