欠陥住宅知識源は、欠陥住宅、マンションを見破るための知識や、基礎知識についての情報を紹介します。
建築業者の選び方や住宅構造、耐震強度の知識などを住宅購入の際にお役に立てていただければ幸いです。

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建築経過の記録と自己点検

 紛争の防止には、契約に詳しい図面や仕様書見積書を作り、何を約束した建物可の解釈の争いを防いでおくことが必要。しかし、実際にそのとおり施工されているか否かを点検することも必要で、たとえ素人であっても消費者も時間をみつけては現場に足を運ぶことです。

 特に地盤を掘って基礎を作る段階では、必ず現場に行って写真を撮影しておくことです。基礎などは一旦埋め戻されるとなかなか欠陥が発見されにくいからです。写真を撮ること自体業者の手抜きを心理的に抑止できる場合もあります。

 建物の骨組みについても同様で、棟上げ式とか、その前後の裸の骨組みの状態のときに建物の各部にわたって多数の写真を撮影しておくことです。もし、消費者が現場に足を運んだり写真を写したりすることを拒否したりすると要注意です。正しい施工をしておけば消費者のこのような行動を拒否はしない。

 また、写真とともに、こまめにその日の工事の施工状況や、来ていた職人の氏名、人数などもチェックしてメモしておきましょう。このように消費者が主体的に行動すれば、これが相手方にも伝わって正しい施工に結びつくものですから。

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