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役員選びにはしっかりとルール作り

 役員のなり手がいないとよく言われる。どのマンションにも役員になることに消極的な事情が共通してあるわけだが、役員選出のルールが確立していないこともその原因の一つになっているだろう。
 役員の選び方としては選挙制、推薦性、順番制の三つが代表的なものであろう。

 選挙制は立候補を前提として、定数を超える場合に選挙を行うもので、主に大規模なマンションで行われている。積極的な人が選べるためにもっとも納得の得られやすい方法だが、立候補する強い意思のある人が一定数いないと成り立たず、競争になったら対立のシコリが残ってしまうという面もある。

 推薦制は、理事会や選考委員会で役員を推薦し総会で承認を受けるという方式で、中小規模のマンションで多く見られるのだが、推薦の基準が曖昧になりやすく、被推薦者が特定人脈に偏りやすいという欠点もある。

 順番制は、部屋番号など機械的に順番を決めて選ぶ方法で、これも中小規模のマンションに多く見られる。一見すると平等なように見えますが、物理的に無理な人にも割り振られるなど、個々人の事情をまったく考慮せずに無視することにもなりかねないし、積極的な意思があって、活動に役立つ人がいても登用されないどの欠点もある。

 どの方式を取るかは、マンションの規模や実態をよく考慮して決めることになるが、これをうまく組み合わせることも出来る。たとえば役員数のうち、偏りを避けるために一定部分を理事会推薦とし、残りを選挙が順番で選ぶなどの方法も考えられる。

 いずれにしても、はじめに述べたようにルールを明確にすること、できるだけ積極性を引き出す工夫をすることが大事でこれが組合活動を活発にすることにつながる。
 中規模、大規模のマンションでは、役員のほかに建設委員会、広報委員会などの委員会制度を設けて人材活用をはかったり全体をいくつかのブロックに分けてブロック代表などを置いて、出来るだけ多くの居住者の活動参加をはかることが大切だ。

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