欠陥住宅知識源

住宅の欠陥の見分け方やを検査法を紹介します

モデルルームの見方

　入り口の窓の位置、エレベーターとの距離などに気をつけて、求めるタイプの平面図と比較して確かめる。
　最近のマンションでは建物が完成しないうちに販売･契約することが多いので、購入希望者はモデルルームをみるようになる。この場合は雰囲気だけにとらわれてはいけない。

　モデルルームは仮設なのだ。
　実際に建つマンションの中にあるモデルルームではより現実に近いものを見るわけだが、モデルルームと購入する住戸プラントは同じでない場合のほうが多いものなのだ。

　モデルルームについている設備や置いてある家具などにも惑わされないようにしよう。
　販売業者にとっては、モデルルームは人々の購入意欲をあおる宣伝物なので、グレードを実際のものよりも見栄えよくしている。

　システムキッチンやフローリングなどは同じものが備わっているとは限らないし、高級感を演出する家具類も住戸についているものではないので、見た目から受ける印象の何割かは差し引いて考えよう。
　モデルルームがなく、設計図やカタログだけで購入する場合もある。この場合は営業マンが現場の確認ができないのをいいことに，誇大宣伝して売りつけることもある。　

　販売価格、販売期間、入居時期などの重要な事項については、分譲業者の代表者のサインまたは印鑑のある文書をもらっておこう。
　販売期間を過ぎて売れ残った住戸を安く売り出し、それ以前に購入していた居住者とのトラブルになったというニュースがあった。また、工事が遅れて予定していた時期に入居できず、仮住まいの家賃が余計にかかったという話もよくきく。

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