住宅の欠陥の見分け方やを検査法を紹介します
欠陥住宅知識源は、欠陥住宅、マンションを見破るための知識や、基礎知識についての情報を紹介します。
建築業者の選び方や住宅構造、耐震強度の知識などを住宅購入の際にお役に立てていただければ幸いです。
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最近はフローリング張りの床が増えてきましたが、住宅のクレームのうち非常に多いのが床のきしみです。歩くたびにギシギシ鳴ると非常に不快なもので、施行がしっかりしていなかったり、材料の手抜きが原因の場合もあるので要注意です。入居する前に全室を隈なく歩いてチェックして下さい。
きしみの原因の多くは、フローリングなど床の仕上げ材を支えている根太や、大引き（根太を支える横木）に、よく乾燥していない木材を使ったために、工事の後で乾燥して反ったり曲がったりしていることです。そのため隙間ができてフローリングが浮いた状態になって、歩くとギシギシ鳴ってしまうのです。根太の間隔が設計図よりも広くなっていたり、設計より細い木材を使っていることもあります。
こうした場合はフローリングがしっかり支えられていないので、歩くたびに床がしなってギシギシ鳴ります。
もっとひどいケースでは、床を支えている肝心の束石（つかいし…床束という床を支える柱のような木材がこの上に乗る）が沈んでいたり、床束が短くて、石に密着していないといったこともあります。
こうなると床のきしみだけでは済まず、建物が傾く原因にもなってしまうでしょう。注文住宅なら、工事中にこのあたりをしっかり確認しましょう。
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